今回はDaVinci Resolveで快適に動画編集できるパソコンの選び方を紹介します。
パソコンに詳しくない方でも分かりやすく説明したいと思います。
PC構成
動画編集のスペックは、CPU、メモリ、ストレージ、GPUの4つで決まります。
CPU、メモリ、ストレージの3つについてモノづくりの作業を例に説明したいと思います。
CPU
作業している人間がCPUに相当します。人が多いほど速く物が作れます。また人の熟練度によっても速さが変わります。人の数がCPUで言うコア数に相当します。作業する人の熟練度がクロック数に相当します。
スレッド数というのもあるのですが、スレッドの考え方は、通常のコアは片手で作業を行いますが、両手で作業することで、作業効率としては2倍まではいきませんが、より速く作業ができるようになります。
メモリ
作業を行う机(作業台)がメモリに相当なります。作業に必要な道具や材料を置いておくことで、効率よく作業が行えます。この机が小さいと、必要な道具や材料を置けないため作業ができません。ポイントは、机が大きければ大きいほど良いというわけではなく、適切な大きさにすることが重要です。
ストレージ
物置収納スペースがストレージに相当します。道具や材料を置いておくスペースになります。動画データを扱う場合は、非常に大きなデータを扱うため、できるだけ大きいスペースが必要となります。
また、この物置スペースが、作業台に近いかどうかで、作業効率が変わります。特に道具は頻繁に出し入れするため、近い方が良いです。ここでいう道具とは、Windowsシステム・動画編集ソフト、関連アプリを指します。
手が届くほど近くにある物置スペースが、SSDに相当します。非常に高速にアクセスできますが、あまりスペースを多くとることができません。
一方、倉庫部屋に相当するものがHDDです。少し離れているため、アクセスは遅いですが、非常に多くの素材を保管することができます。動画データについては、それほど頻繁には出し入れするものではないので、HDDを使う方がコスパ的にはおすすめになります。
GPU
最後にGPUですが、Graphinc Processing Unitの略で動画の絵を描く専門の人だと思ってください。先ほどの二人の作業の人は絵を描くのはあまり速くありません、より速くきれいに動画の絵を描く専門人がGPUになります。GPUも同様にコア数とクロック数の概念があり、この絵を描く人が多いほど、熟練度の高い人ほど速く絵が描けます。また、絵を描くキャンパスも必要で、これはVRAMと呼ばれるメモリに相当しますが、扱う動画サイズでこの必要容量が決まります。
必要スペック
以上、分かりやすくPCのスペックにかかわる構成の説明を行いました。
では、フルHDで快適に動画編集ができるスペックを紹介します。プラス4Kのスペックも紹介。
フルHD快適編集PCスペック
このスペックを見ると軽く10万円を超える構成となります。でも安心してください。最適化メディアやプロキシーの機能により、編集時の解像度をさげて編集が可能となります。これにより、ここにある性能より低いパソコンでも編集が可能です。その代わり、最適化メディアやプロキシーのデータを作成したり、最後に書き出しするときには時間がかかるかもしれせん。
DaVinci Resolveを有償版にアップグレードすると、GPUを使って動画の変換ができるようになります。CPUやGPUをアップグレードするよりも、有償版にアップグレードした方がコストメリットがある場合もあります。
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4K快適編集PCスペック
具体的なCPU・GPU
4コア以上のCPU
intelではceleron,pentium, core i3, core i5, core i7, core i9があります。core i5以上のものを選んでください。ただし最近のものであればcore i3も4コア以上ありますのでそれでもOKです。
AMDではRyzen 3/5/7/9がありますが、どれでも基本的にはOKです。
VRAM 4GB以上のGPU
DaVinci Resolveを使う場合はNVidia社製のGPUに最適化されていますのでNvidia社製を選ぶのが無難です。
NVidia社製GPU:GTX1650(4GB)/GTX1650super(4GB)/GTX1660(6GB)/GTX1660super(6GB)/GTX1660Ti(6GB)あたりがフルHD編集におススメです。
フルHDおすすめPC(10万円~15万円)
コスパ重視で性能もあまり落としたくない人向け【おすすめ度:★★】
Ryzen5 3500(6コア/6スレッド)、16GBメモリ、GTX1660(VRAM6GB)、SSD500GB
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動画編集もゲームもバランスよく対応できるパソコン【おすすめ度:★★★】
Core i5-11400(6コア/12スレッド)、16GBメモリ、GTX1660(VRAM6GB)、SSD500GB
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値段重視であればこれ!グラフィック性能が少し弱いのがデメリット。ゲームをしないならこれでもOK!【おすすめ度:★】
Core i5-11400(6コア/12スレッド)、16GBメモリ、GTX1650(VRAM4GB)、SSD500GB
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CPUがi7で高性能!256GB SSDと1TB HDD搭載【おすすめ度:★★★】
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