こんにちはフォグです。
ダビンチリゾルブで動画編集を始めたいけど、
どのパソコン(PC)を選んだら良いのかわからない
今回は、そのような方に向けて
「自作するぐらいパソコン好き」で
「2年以上のダビンチリゾルブ動画編集経験がある」
私の知識と経験からお勧めできるPCを紹介したいと思います。
動画編集用PCスペック
ある程度長いスパンを考えたとき「フルHDは余裕で4Kもある程度編集をこなせるスペック」のPCが良いと思います。そのスペックは下記になります。
※上記スペックより低くても動画編集は可能ですが、買って後悔のないスペックというところで決めています。ご了承ください。
CPU
パソコンの頭脳になります。
世代がより新しくコア数やスレッド数が多いほど性能が良いです。
キャッシュ作成や一部のエフェクトではCPUを使いますので
4コアCPUでも編集は可能ですが使っていると力不足を感じます。
Ryzen(AMD)では3000シリーズ、intelでは第10世代以降
の6コア以上のCPUをお勧めします。
メモリ
一度にSSDから読み取って処理できる量。
16GB以上必須で32GBあれば完璧。
32GBより多くしてもよほどヘビーユーザでない限りは
無駄遣いのオーバースペックとなります。
基本的にデスクトップPCは増設できるので
16GBあたりでまず導入すると良いです。
グラボ
映像エフェクト処理や映像変換(エンコード・デコード)に使われます。
Nvidiaグラフィックボード(RTXシリーズ)
との相性が良いです。
8GBで一番安いモデルとなるとRTX3050(VRAM 8G)になりますが、
VRAMは後から増設ができないためできるだけ多いものを選んでおきたいところです。
VRAMが多い方が
ダビンチリゾルブが安定して動作しますし、
高解像度の編集も安心です。
おすすめはRTX3060(VRAM 12GB)です。
ミドルレンジでは珍しく12GBものVRAMを搭載しています。
※私はこれまでVRAM4GB(GTX1050)、6GB(GTX1660s)、8GB(RTX2060s)の3種類のVRAMを搭載するGPUでフルHD動画編集を行ってきましたがVRAMが少ないほど落ちる頻度が多かったです
ダビンチリゾルブ
無償版のままではVRAMの容量は安定性に効きますが、GPU性能の恩恵はあまり感じられないと思います。
有料版にすると
- ハードウエアデコーダが使える(編集がスムーズになる)
- ハードウエアエンコーダが使える(書き出しが速くなる。プロキシ作成が速くなる)
- 高感度(ISOの高い)撮影時のノイズリダクションが使える
映像に拘る方、4K編集される方の多くの方は有償版は必須になると思います。
GPUのエンコード性能(有償版)
有償版にすると、エンコード速度が全然変わります。エフェクトが多いと違いが分かりにくいかもしれませんが、エフェクトの少ないVLOGや映画のような動画を作成される方ならかなりの短縮効果が得られます。
そして実はGPUをいくら良くしても、エンコード性能だけはほとんど変わりません。
- 理由はエンコーダの数が1つであること
- エンコーダの世代が第7世代と同じため
です。ただしRTX4070ti以上のグレードになると、エンコーダが2基搭載されているため最大2倍速くなります。
ノイズリダクション
ノイズリダクションはGPU性能が大きく効いてきます。4分の映像を処理した時の時間です。RTX4070Tiでも4K30pだと2倍の時間がかかります。4Kで編集するのでしたら、できるだけ高性能なGPUを選ぶことをお勧めします。
内蔵ストレージ
最低500GB。1TBあると安心です。
動画編集用SSDを別途増設することをお勧めします。
ノートPCかデスクトップPCか
自宅編集であればコストや拡張性の面でデスクトップPCをお勧めします。
同じ値段であれば1、2段上のスペックが買えるのと、後から増設やアップグレードができるため長期的に見てコスパが高いという理由からです。
ダビンチリゾルブは無償版か有償版か
有償版にするとエンコード(動画に変換して書き出す処理)だけでなく、
デコード(動画ファイルから映像に変換する処理)も
GPUの専用チップで処理できるため、
動画編集も軽くなったり書出し時間が短くなります。
FHD(1920x1080)編集であれば無償版でも十分ですが、
4K編集では有償版にした方がその効果が大きいと思います。
有償版にするとAIを使った高度な編集もできるメリットもあります。
おすすめ動画編集用PC
以上を踏まえて、私がスペックを見て最初の1台としてお勧めできるPCをピックアップしてみました。参考にしてください。
※本体のみですので、ディスプレイ、キーボード、マウスは別途ご用意ください。
G-GEARmini GI7A-E230BN/CP1 | iiyama SENSE-M0P5-R45-RBX-M | iiyama LEVEL-M7P5-R55-RBX-M | iiyama LEVEL-M7P5-R57X-SAX-M | |||
値段 | 137,980円 |
120,080円 |
136,180円 |
136,180円 +楽天P還元 |
137,180円 +楽天P還元 |
144,280円 +楽天P還元 |
CPU |
Ryzen7 |
Ryzen5 |
Ryzen5 |
Ryzen5 |
Ryzen5 |
Ryzen7 |
Memory | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB |
GPU |
RTX3060 |
RTX3060 |
RTX3060 |
RTX3060 |
RTX3060 |
RTX3060Ti 8GB |
SSD | 1TB | 500GB | 500GB | 500GB | 500GB | 500GB |
OS | Win11 Home | win10 Home | win10 Home | Win11 Home | win10 Home | win10 Home |
補足 |
CPUのグレードが高い キーボード、マウス無し |
DVDドライブ、キーボード、マウス付き CPU世代古い |
DVDドライブ、キーボード、マウス付き Ryzen5の中で性能高い |
キーボード、マウス付き |
キーボード、マウス付き Ryzen5の中で性能高い |
CPU・GPUのグレードが高い キーボード、マウス付き |
↓こんなものもありました
ゲーミングPC G-Tune
モニターやキーボードなどがセットでお得です。SSDが500GBなので、別途増設すると良いです。