フォグの動画編集スキルアップと自作パソコン日記

DaVinci Resolve動画編集やPC中心のブログです

動画編集もクラウドストレージの時代!Macbook最小構成でのDropbox運用

Dropbox plus 3年版:2023年1月31日まで34,400円でセール中!なんと2TBのオンラインストレージが956円/月!】

 

動画編集目的でMacbookを購入される方は後で増設ができないためストレージの量はとても悩みますよね。動画編集で使うなら1TB~2TBは欲しいところになります。でも、その構成で購入しようとすると1TB +56,000円、2TB + 11,2000円となりコストが跳ね上がってしまいます。

動画編集でのmacbookストレージの悩み
  • 1TB~2TB欲しいところ
  • 後で増設できない
  • 2TBで+10万円もかかる

もちろん安価な外部ディスクを使う運用も可能ですが機動性が悪くなってしまいます

そこで今回、私が実際に取り入れている方法でもありますが、クラウドストレージサービス(Dropbox Plus)を利用することで内部ストレージを最小構成でも運用できる方法を紹介します。

 


 

クラウドストレージで内部ストレージを減らせる仕組み

Dropbox(有料版)には便利な同期機能があります。この機能はバックアップとは異なりデータは基本はクラウドストレージにのみ置かれます。

バックアップ機能はPCとクラウドに同じファイルが存在している必要があるため、内部ストレージにもすべてファイルを置いておく必要があります。それに対し同期機能は内部ストレージに置いておく必要がありません。

しかも、あたかもパソコンにデータがあるかのように通常のフォルダーやファイルとして操作ができるというのが大きな特徴です。アクセスしたときに一時的にダウンロードされる仕組みとなっています。使い終わると削除されます。

設定は簡単で同期のタブで同期するフォルダーの場所を設定するだけです。

でも気になるのは毎回ダウンロードしていては動作が遅くなり編集が不安定になるというい点です。また、外出先などネット環境が無い場合にはアクセスできません。

その場合はオフライン設定が可能です。指定したファイルやフォルダーをオフライン指定すると内部ストレージに残すことができます。

使い方としては必要なデータのみオフライン設定にしておくことで内部ストレージには必要最小限のデータだけ置いておくことができます。これにより内臓ストレージの圧迫が避けられます。

アイコンの表示もオフラインかどうか分かるようになっています。

同期機能のポイント
  • データはクラウドにのみにあるため内部ストレージを消費しない
  • あたかもパソコンにデータがあるかのようにフォルダやファイルが見える
  • オフライン指定により作業に必要なファイルやフォルダのみをパソコンに残すことができる

Dropboxがおすすめな理由

GoogleDriveなど他の企業にも同様の機能を持ったサービスもありますが、Dropboxをお勧めする理由は下記です。

Dropboxがおすすめの理由
  • コストが安い(2TB3年プランで1,063円/月)
  • クラウドストレージに特化した会社なのでセキュリティなど安心

ソースネクストは最安値をうたっておりDropbox plus 3年版を購入すると通常価格より9,240円も安くなり月額換算で1,063円になります。他のサービスでも1,300円/月以上かかることを考えるとコストを安く抑えられます。また頻繁にセールも行われており更に安く導入することができます。

Dropbox Plus2023年1月31日まで34,400円でセール中!公式よりも13,120円も安い。2TBのオンラインストレージが956円/月!】

内部ストレージとのコスト比較

冒頭でもM1 Macbook Airを2TB構成にすると+10万円になるのに対し、Dropbox plus は2TB(3年間)で3~4万円でサービスを利用できます。十分に元が取れる金額です。

逆に浮いた分メモリなどに予算を充てることをお勧めします。おすすめの構成はメモリを最低16GBにすることとストレージも最小構成の256GBではやはり若干不安がありますので512GBに増やした方が良いです。

クラウドストレージを使う更なるメリット

私がクラウドストレージを使う理由は他にもあります。

更なるメリット
  • 外付けストレージを繋ぐことなくサブPCとデータ共有し動画編集ができる
  • データが破損・消失するリスクが限りなく0
  • セキュリティ対策万全
  • 他人と大きなデータをやり取りができる

サブPCとデータ共有して動画編集ができる

私は通常はWindows PCでたまにMacbook Airを使って動画編集するスタイルです。最初は外付けSSDを使っていましたが、繋ぎ変えるのが本当に手間でDropboxにして正解でした。Dropbox は普通の増設ドライブとして使えるので、DaVinci Resolveでプロジェクトと素材データを共有して使うことが可能です。

ただしプロジェクトのデータベースを共有して使っている場合は、同期の完了を待たないとプロジェクトが古いまま編集してしまいます。待つ時間が少しネックです。これについてはBlack magic Cloudの加入すると解消できます。

データの破損・消失するリスクが限りなく0

Dropboxは30日間は消したり上書きしてしまっても過去の保存ポイントに復元ができます。また、ストレージの故障などにも万全な対応しているはずですので外付けストレージで運用するよりもはるかに故障リスクは低いと思います。

私も以前ハードディスクを使っていましたが故障してデータが無くなったことがありました。

セキュリティ万全対策

セキュリティーに関しても最先端の暗号化技術や2段階承認も導入されているため、その辺も安心だと思います。特にDropboxクラウドストレージに特化した企業のサービスですのでセキュリティーに対してはかなり力をいれていると思います。

でも、どのサービスも同様ですが情報漏洩リスクが完全には0ではありません。本当に外部流出して困るデータは置かない方が無難だと思います。

他人と簡単に大きなファイルをやり取りできる

これは人によって必要ない機能かもしれませんが、大きなファイルを他の人とやり取りができます。アクセス制御もできます。

まとめ

まとめ
  • 同期機能により内部ストレージの容量を減らすことができる
  • サブPCとの共有ができる
  • Dropbox は2TBの容量を3年間29,800~39,800円で利用できる(1か月あたり830円~1063円)。他のサービスより安い。
  • 30日以内であれば消しても復元可能

マスクしたオブジェクトに縁取りを付ける【DaVinci Resolve】

静止画から被写体をマスクして縁取りを付ける方法について紹介します。

 

素材の準備

ご自身で用意しても良いですが、練習用として下記のリンクから素材(写真)をダウンロードできます。

https://pixabay.com/images/id-6096180/

素材取り込み

メディアプールに読込み、ドラッグアンドドロップでタイムラインへ配置します。アスペクトが合っていないためクリップを選択しインスペクター上でサイズと位置を調整します。

マスク処理

クリップを選択し右クリックでサブメニューを開き「Fusionページで開く」を選び、Fusionページへ移動します。

被写体をマスクするためツールバーにある「多角形」をドラッグアンドドロップでノードエディタの空いているところに配置します。

MediaIn1ノードを選択しキーボードの「1」もしくは「2」でビューワー上に表示させてください。そして先ほど配置した「Polygon1」を選択し、ビューワー上で被写体の周りをクリックしながら多角形で囲います。

完成したら、MediaIn1ノードと接続します。この素材では女性の左手と左足の間にまだ空が見えていますので、この部分もマスクから省いく必要があります。

先ほどと同様に多角形をドラッグアンドドロップで配置し、抜き取る部分のマスクを作成します。

Polygon2ノードとPolygon3ノードがその抜き取る領域になります。これをマージノードで接続します。

注意としては普通に接続するとマスク(青)のノードに接続されてしまうため、それぞれ黄色と緑色の接点に接続するようにしてください。

続いてPolygon1ノードと合成します。一旦、MediaIn1ノードとの接続を解除し、マージノードで接続します。

今度は、Polygon2と3ノードの領域を抜き取りたいので、合成モードのオペレータを「排他的論理和」に変更します。排他的論理はとは白いところ同士や黒いところ同士を透明にする合成処理になります。Polygon2と3の白いところは、Polygon1でも白い領域ですので合成により透過されるようになります。これでマスク処理が終わりました。

縁取りの作成

まず切り抜いた被写体をビットマップノードを使ってモノクロ画像にします。エフェクトライブラリのマスク→ビットマップをノードエディタ上にドラッグアンドドロップで配置し、MediaIn1の出力と接続します。そうするとシルエットのように被写体だけが白くなった画像が生成されます。

この画像に対し、浸食/膨張ノードを使って膨張させます。エフェクトライブラリのフィルターの項目にある「浸食/膨張」をドラッグアンドドロップで配置し、Bitmap1の出力を浸食/膨張ノード(ErodeDilate1ノード)の黄色の入力に接続します。そしてErodeDilate1ノードのインスペクターを開き、フィルターを「円形」にし、適用量を0.0017ぐらいに大きくして膨張させます。

このシルエットに色を付けます。これが縁取りの色になります。背景ノードをドラッグアンドドロップで配置し、ErodeDilate1ノードと接続します。そして背景ノードの色を好きな色に変更してください。今回は黄色にします。

最後にMeiaIn1ノードと、黄色のシルエットを合成すれば縁取りの完成となります。マージノードの接続は逆にならないように注意してください。

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キャッシュのディスク容量の極限削減方法!1/50にする方法【DaVinci Resolve 18】

皆さんは大量に書き出されるキャッシュに悩まれていないでしょうか。15分の動画でも50GBもの容量を消費します。これではいくらディスクがあっても足りません。

そこで今回はそのキャッシュとうまく付き合う方法を紹介します。エフェクトをバリバリつかうような動画でない限り、1/10~1/50にキャッシュのデータサイズを大きく削減することができます。

今回紹介する方法はあまり他では紹介されていませんので、キャッシュのディスク容量に悩まれている方は是非参考にしてください。

どうすれば良いのか

まず何をすれば良いか結論を先にお伝えします。

  1. キャッシュの記録フォーマットを見直そう
    キャッシュのデータサイズを小さくします
  2. ユーザーモードを使い指定したクリップだけキャッシュしよう
    無駄なキャッシュを減らします

この2つのアプローチでキャッシュのデータ容量を大幅に減らすことができます。ちなみにキャッシュの基本的なところは下記の動画をご覧ください。

youtu.be

キャッシュの記録フォーマットを見直そう

キャッシュのフォーマットはユーザーが選ぶことができます。右下の歯車アイコンを押します。マスター設定の中に、「レンダーキャッシュのフォーマット」がありそこで変更ができます。

デフォルトのままですとかなり高品質なフォーマットが指定されています。フォーマットによってはデータサイズが2倍ぐらい違ってきます。

特にWindows版を使われている方はDNxHR HQXがデフォルトになっていると思いますが、その下のSQに変えることで容量を減らせます。

Macをお使いの方はProRes 4444あたりを使うと良いです。サイズ比較した限りではDNxHR SQと同等かそれよりサイズが小さくなります。M1pro/M1max/M2のmacをお使いの方はメディアエンジンとの相性も良いと思います。

設定を変えることで画質も下がりますが、ビューアーで見る限りでは気にならないぐらいの画質だと思います。

他のフォーマットも使えますが、注意点があります。キャッシュに使えるフォーマットは透明背景を扱える、つまりアルファ出力ができるフォーマットである必要があります。これはデリバーページで簡単に確認ができます。フォーマットを指定したときに「アルファを書き出し」のチェックが出てくるものが使えますので、気になる方は調べてみてください。

今回検証につかった動画15分ぐらいの動画です(動画のリンク)。デフォルトの設定でキャッシュを行うとキャッシュの容量が48GBになります。フォーマットを変更するとこれが32GBまでに減りました。約2/3の削減効果となります。

一応、説明欄にアルファ出力が使えるフォーマットでキャッシュがどのぐらいになったかを載せておきますのでフォーマットの選定に役立ててください。

フォーマット キャッシュサイズ
ProRes4444 XQ 36GB
ProRes4444 33GB
DnxHR HQX 48GB
DnxHRSQ 32GB
GoPro CineForm RGB 16bit 67GB

ユーザーモードを使い指定したクリップだけキャッシュしよう

これが今回一番効果が大きくお伝えしたかったキャッシュ削減のテクニックになります。実はこの方法は他ではあまり解説されていません(2022年8月現在)。使い方を理解すれば、キャッシュのデータ容量を大きく減らすことが可能になりますので、是非説明を最後まで見ていただき取り入れて欲しいと思います。

設定の前に一旦キャッシュをオフにしてキャッシュをクリアしてください。キャッシュのクリアは、再生→「レンダーキャッシュを削除」→「すべて...」でプロジェクトで保存されているすべてのキャッシュを削除することができます。

では設定の方に移っていきます。右下の歯車アイコンを押しプロジェクト設定を開きます。

マスター設定の中にユーザーモードの挙動を変更する3つのパラメータがあります。デフォルトでは「ユーザーモードでFusionエフェクトを自動キャッシュ」にチェックボタンが付いているかと思いますが、実はこれを設定してしまうとFusionが使われているクリップがすべてキャッシュされてしまいます。

困るケースとしては、テキスト+もfusionクリップのため、アニメーションを使わないもしくは負荷の軽いテロップが無駄にキャッシュされてしまいます。通常の動画ですとキャッシュ不要なFusionクリップが多いと思いますので、このスイッチをオフにしましょう。

ユーザーモードというのは、本来ユーザーが指定したクリップをキャッシュするモードです。ですので編集をしながらカクツキがあるクリップが出てきたら、そのクリップをキャッシュしていきます。具体的には編集していて重いなと思ったクリップが出てきたら、クリップを右クリックし「Fusion出力をレンダーキャッシュ」をオンにします。そうすることで特定のクリップだけをキャッシュすることができます。

またカラー調整で重くなっているという場合には、その下にある「カラー出力をレンダーキャッシュ」を選択するとカラーページで調整した内容もキャッシュすることができます。

中にはキャッシュしないといけないFusionクリップが多すぎて手動設定が面倒だなと思う人もいると思います。その場合はチェックボックスをオンにしてください。そして逆にキャッシュしたくないクリップをオフに設定することで無駄なキャッシュを減らすことができます。ただし、この時一度でもキャッシュされてしまうとファイルが残り続けますので、「再生」→「レンダーキャッシュを削除」→「使用されていないもの...」を選択して使っていない不要なキャッシュを削除してください。

あと重要なことがもう一つあります。設定画面に戻りますが、トランジションだけはユーザーがクリップ単位でオンオフすることができません。トランジションがカクつく場合には「ユーザーモードトランジションを自動キャッシュ」にチェックをれていください。トランジションは比較的CPUやGPU性能が高くてもカクつくことが多いですし、それほど多くのシーンでは使いませんので、基本的にはチェックを入れておくとよいかと思います。

ではこの設定でキャッシュサイズがどの程度減ったのか見てみましょう。スマート設定では32GBでしたが、ユーザーモードに変更しカクつくところだけをキャッシュすることで522MBまで減りました。その削減効果はなんと1/60です。

もし、パソコンスペックが低くカクツキが多い場合には、タイムラインの解像度を下げましょう。解像度を下げることで負荷を1/4~1/16に減らすことができます。再生メニューにある「タイムラインプロキシ解像度」から変更できます。このビューワー自体画面の1/4のサイズですのでフルHDでしたら1/2、4Kでしたら1/4にしてみても画質の劣化はそれほど感じないと思います。また、この設定はあくまで編集中の解像度で、書き出しの解像度には影響しませんので安心して切り替えてください。どうしても高解像度で編集が必要なときだけ設定を戻すと良いです。

まとめ

  1. キャッシュの記録フォーマットを見直そう
    DNxHR HQX→DNxHR SQに変更するとキャッシュのデータサイズが2/3
  2. ユーザーモードを使い指定したクリップだけキャッシュしよう
    カクツキがあるところだけキャッシュすることで1/60に削減

トータルでざっくり1/100に削減することができました。エフェクトの数やパソコンのスペックでこの削減効果は大きく変わると思いますが、是非ご自身の動画で試していただき効果を確認してみてください。

他にももっと削減効果のあるフォーマットでレンダーして置き換えたり、調整クリップを使って書き出すまでエフェクトをオフにするなどの削減テクニックもありますが、今回紹介した方法だけで十分効果がありますのでまずは試してみてください。

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炎のアニメーションテキストテロップ作成方法【DaVinci Resovle 18 無料動画編集ソフトチュートリアル】Fusion利用

今回は、このような炎のアニメーションテロップを作ってみたいと思います。

パワービンで再利用できる形で作り方紹介しますので、是非パワービンのテロップ集の一つに加えてください。

 

流れとしては最初に炎のアニメーションを作成し、最後にテキストと合成します。

では始めて行きましょう。

テキスト+の配置

通常はFusionクリップ作成して作成していきますが、今回はテキスト+をベースに炎のアニメーションを追加していきます。テキスト+をベースに作成することで、再利用したときに、FUSIONページに入らなくても文字やフォントをエディットページ上で変更できるようになります。

では「テキスト+」をタイムラインに配置してください。配置したらテキストを設定します。後でエディットページで好きなように変更できますので、とりあえず仮にフォントをImpactにしてFIREという文字で作成してください。テキストのサイズは大きめに設定してください。

炎のアニメーション作成

続いてFusionページに入って炎のアニメーションを作成しています。インスペクターの右上の編集アイコンをクリックしFusionページに移動してください。

ノードが2つ配置されていますが、Templateがテキスト+になります。クリックすると1テキスト+の設定が出てきます。MediaOut1が出力になります。

炎のアニメーションから作成しますので一旦接続を解除し、Templateノードを端の方に置いておきます。解除の方法は、接続ライン上で色が変化したらクリックすると解除できます。

炎の火種を作成

火種として白い四角を作成します。背景ノードと四角形ノードを使って作成します。

背景ノードを配置し色を白色にします。そして背景ノードを選択した状態で、矩形ツールをクリックしマスクとして接続します。そして四角形のサイズをざっくりで良いので文字と同じサイズにし、位置を少し下に調整します。

 

パーティクルノード配置

火種を作りましたら、パーティクルというツールを使って炎を表現していきます。今回パーティクル関係で使うツールは、「pエミッター」、「p乱流」、「pレンダー」の3つになります。

  • 「pエミッター」は、パーティクルの生成器です。パーティクルというのは小さいほこりという意味でこのように小さな点の集合体です。
  • 「P乱流」はパーティクルを乱気流のような気流を生成するツールです。これを使って炎の揺らぎを作ります。
  • 最後の「pレンダー」ですが、パーティクルノードは特殊な空間ノードで、そのまでは2次元の画面に表示できません。そのためこのレンダーを使って出力できるようにします。

ではこの3つをエフェクトライブラリのパーティクルのカテゴリから選択してつなげて配置します。

では火種となるBackGround1ノードと、pエミッターを接続するためpエミッターの設定を変更します。インスペクターの領域タブを選び、領域をBitmapに変更します。そうするとノードの入力となる黄色の接続点が出現します。ここにBackGround1と接続します。

pレンダーを表示させてみましょう。空間設定が3Dになっていますので、出力を2Dに変更します。2次元空間になるためMediaOut1と接続ができるようになります。

 

上に上昇するアニメーション追加

ではパーティクルの設定を変更していきます。pEmiter1のインスペクタを開き「コントロール」タブでパーティクルの数を1,000~3,000ぐらいに増やします。とりあえず1,000ぐらいに設置してください。この数は、火種の大きさによってバランスが変わってきますので、あとで調整してください。

 

そして持続時間と変化を10に変更します。これはパーティクルが生成してから消えるまでの時間を決める値になります。変化はばらつきを与えるためのパラメータになります。変化を加えることで生成してから消えるまでの時間が、短いものもあれば長いものもランダムに生成されます。

 

今度はベロシティーを展開しパーティクルが上昇する動きをいれていきます。ベロシティーの値は動きの速さで値を0.06ぐらいにします。ここで再生してみると、横方向に流れますので角度を90度に変えて上に流れるようにします。また変化も0.06にし少しばらつきを持たせます。

 

 

パーティクルに動きを加える

横の揺らぎを追加し、より炎らしい動きを付けていきます。pTurbulence1のインスペクターを開き、強度Xの値を0.4、Yを0、zを0に設定します。そうすると横方向に揺らぐ動きを追加できます。寿命間の強度の濃度を20ぐらいにします。 

 

パーティクルをぼかし&光らせて色を付ける

仕上げとしてパーティクルをぼかして色を付けていきます。

まず、pRender1を選択しボカシのツールとなるブラーを追加します。Blur Sizeを5.0にします。続いてパーティクルを強調させるためソフトグローをその後ろに追加しゲインを20にします。最後にカラーコレクターを接続し、オレンジ色に変化させます。

この状態では、背景が透明になっているため、黒色の背景ノードを追加しマージします。

ここまで作ったノードが下記になります。再生すると炎のアニメーションが出来上がります。

 

テキスト文字の中に炎を表示

最後にテキストと合成して完成となります。最初に作成したTemplateのノードとマージします。

Templateのが背景、Merge1が前景になるようにマージします。そしてマージノードのオペレータを「オーバー」から「イン」に変更すると、テキストの中に炎が表示されます。

エディットページに戻って確認しましょう。

あとはパワービンにドラッグ&ドロップで入れておけば、再利用することができます。

 

パーティクルの値など調整し、調整してお好みの炎を作ってみてください。では説明は以上となります。

 

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爆速カット編集デバイスSpeed Editorレビュー【DaVinci Resolve 18】

動画編集で面倒な作業の一つがカット編集です。収録した動画の中で不要なシーンをひたすらカットするつらい作業です。この作業の負担を大きく軽減するために作られたのがSpeed Editorです。私は1年近く使っていますので、使ってみての感想などレビューしてみたいと思います。

a.r10.to

外観

まず、こちらが外観になります。

 

大きなダイアルがあるのが特徴です。このダイアルが他の入力デバイスには無い快適な操作感が得られます。

ダイアル以外にはカット編集に必要なボタンが40個ほど配置されていて、マウスやキーボードを一切触ることなくカット編集することができます

接続はUSB type-Cによる有線接続かブルートゥースによる無線接続が可能です。バッテリも内臓されていてUSB接続で充電します。

これが唯一のデメリットになるかもしれませんが、このデバイスはDaVinic Resolve以外では使えません。個人的には他の動画編集ソフトでも使えるともっと売れるのではないかと思ったりもします。。。。

 

結論から言うと、ダイアルが本当に秀逸でタイムラインの移動が超快適です。ダイアルを回すとそれに連動して遅延なくタイムラインが動くので感覚的に大胆かつ繊細に移動ができます。一度使うと病みつきになります。買って損はないデバイスです。

 

では、実際の操作方法の解説を交えながらレビューしていきたいと面ます。

操作感

このデバイスはカットページで使います。エディットページでも使えるようですが、エディットページではあまり作業効率は良くないです。

ダイアル操作

ダイアルの上にある白い3つのボタンが、ダイアル動作を変更するためのボタンとなっています。ボタンを押すとランプが点灯しモードが変更されます。

  • SHTL(シャトル):ダイアルをひねるほど再生ヘッドの移動が速くなります。最大64倍速まで速くできます。

  • JOG(ジョグ):ダイアルを回した分だけ再生ヘッドが移動します。大きく回転させれば大きく移動でき、ゆっくり回せば1フレーム単位での移動ができます。私はこのモードを一番よく使います。一周回すと60フレーム移動します。
  • SCRL(スクロール):これもJOGと同じですが移動速度がかなり速いです。1週が1分の移動量になります。更にもう一回押すと1週12分の移動量になります。大きく移動したい場合にこれを使うことになります。

私の場合は通常はJOGモードで操作し、大きく移動するときだけスクロールモードを使っています。SHTLモードは使ってません。

操作感ですが、金庫のダイアルを回すような感じというと伝わると思いますが、素早くかつ正確に思い通りの位置に再生ヘッドを移動できるのでストレスなく気持ちがいいです。これほどの気持ちよさがあるデバイスは他にはありません。

素材データからの取り込み方法

続いて、素材データのタイムラインへの取り込みになります。

右上の大きな2つのボタン(1)がありますが、ソーステープとタイムラインを切り替えることができます。ソーステープというのが素材のクリップを並べたものになります。

素材データの中から左にある白いインとアウトのボタン(2)を使って取り込みたい部分を決定します。

そして、左上のボタン(3)を使ってタイムラインに取り込んでいきます。

  • SMART INSERT:スマートインジケータのあるところに挿入します。スマートインジケータは再生ヘッドに一番近い編集点を自動的に示してくれています。
  • APPEND:タイムラインの一番最後に追加します。
  • RIPPLE O/WR:クリップを差し替えを行います。

他にもボタンがありますが私が使うのはSMART INSERTとAPPENDの2つぐらいです。

ただ最近はこの取り込み方法は使っていないです。最初にすべての素材をタイムラインに放り込んでから、この後説明するトリム編集で不要な部分をザクザク削っていきます。この方が一番効率が編集しやすいと思っています。

トリムとカット編集

タイムラインに配置したクリップを調整する方法になります。INとOUTの下に配置されているボタン(4)がトリム編集を行うボタン群になります。JOGダイアルと併せて使うボタンでSpeed Editorの威力を最も発揮するボタン群になります。

タイムライン上でTRIM INボタンを押しながらJOGダイアルを回すと、タイムラインがあるクリップの開始位置のトリミング(伸縮)ができます。逆にTRIM OUTボタンを押すとクリップのお尻をトリミングできます。

ちなみにタイムラインの左にあるオーディオトリムボタンを有効にすると、大きな波形を見ながらトリミングができます。

 

その他差操作

カット

カットはSPLITボタンを押すことでクリップを分割することができます。

クリップの削除方法

RIPL DELボタンを押すとタイムライン上にあるクリップを削除できます。

操作のキャンセル方法

操作をやり直したい場合には、(5)のボタン配列にあるESCボタンを2回連続で押すとUndoできます。

再生方法

中央下にあるSTOP/PLAYのバーを押すと再生・停止ができます。また赤いボタンを押すと全画面表示されます。もう一度押すと元に戻ります。

 

他にも、マルチカム編集、マーカー追加、トランジション追加などもできるのですが、今回は操作解説がメインではないので割愛します。興味ある方はDaVinci Resolveの日本語マニュアルに操作方法かかれていますので詳しくはそちらを参照してください。

https://documents.blackmagicdesign.com/jp/UserManuals/DaVinci_Resolve_17_Reference_Manual.pdf?_v=1636009213000#page=543

最後に

以上、簡単に操作方法と併せてレビューしました。分かっていただけたと思いますがダイアルが秀逸です。

特にトリム編集においては、他のデバイスでは必ずクリップの端を選択する必要があるのですが、それがSpeed Editorではクリップ選択しなくてもトリミングできるので作業効率が大幅に上がります

Speed Editorはヌルヌルなアナログ的な操作という感じです。なので操作が気持ちがいいです。

Speed Editorの値段ですが税込み59,980円です。簡単には手が出せない金額ですが、4万5千円もするDaVinci Resolve有償版(2台まで同時利用可)が付いていますので比較的リーズナブルな金額です。特に動画編集で稼ごうと考えている方は時短が必須になってきますので買って損はないと思います。

 

※DaVinci Resolve Studioが付いていないものもありますので商品説明など確認の上購入してください。

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顔を画像で隠す方法【DaVInci Resolve 17/18 無料版 動画編集ソフトチュートリアル】

今回は顔などをイラストなどの画像で隠す方法について紹介したいと思います。初心者向けにエディットページで編集する方法と、Fusionを使った少し上級者向けの方法の2通りを紹介したいと思います。

 

解説動画

動画で解説を見たい方は下記のYoutube動画をご覧ください。

www.youtube.com

 

素材準備

素材をダウンロードしタイムラインに配置してください。

 

動画素材

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/5666511/

画像素材

猫の顔のイラスト|いらすとや

https://www.irasutoya.com/2014/12/blog-post_412.html 

 

エディットページで作成する方法

素材のタイムライン配置

動画をタイムラインに配置し長さを10秒ぐらいに調整してください。

 

猫のイラストを第2トラックに配置します。長さを第1トラックのクリップの長さに合わせてください。

画像の大きさと位置の調整

再生ヘッドを先頭に持っていき、インスペクターで猫の顔が隠れるようにイラストの大きさと位置を調整してください。

このとき、変形のズームと位置のパラメータを調整しても良いのですが、ビューワーの左下にある四角のアイコンをクリックすると、ビューワー上で位置やサイズを変更することができます。

 

移動アニメーション作成

位置にキーフレームを設定し、猫の頭の動きに合わせて設定していきます。位置のところにキーフレームを設定します。

再生ヘッドを進めて、イラストから顔がはみ出てきたら位置を移動させます。一度キーフレームを設定しておけば、あとは移動させるだけで自動的にキーフレームが設定されます。

キーフレーム間は自動的に補間されて移動しますので、あまり細かく1フレームずつ調整する必要はありません。ある程度はみ出したら移動させてください。

一通り設定し終わったら、再生し確認してください。はみ出る部分があれば位置を調整するとキーフレームが追加されます。

位置を自分で調整しなければいけないところが面倒なところはありますが、初心者の方には一番覚えやすい方法だと思います。まずはこの方法を覚えると良いと思います。

Fusionを使った編集方法

ではFusionを使った編集方法を紹介したいと思います。Fusionではトラッキング機能が使えるため、猫の顔を認識して自動的に画像を移動させることができます。

では動画素材をタイムラインに配置します。同じく10秒に長さを調整してください。

再生ヘッドを編集したいクリップのところへ移動させ、フュージョンページに移動します。

まず最初に、猫のイラストを取り込みます。メディアプールを開き猫イラストをドラッグ&ドロップで空いているところに配置します。

イラストの画像がタイムラインの解像度とあっていないため、画像のサイズを合わせるためバックグラウンドノードを追加しマージさせます。注意としては、バックグラウンドがマージノードのバックグラウンドに接続されていることを確認してください。

マージすることでイラスト画像も動画クリップと同じ解像度になります。

このままでは背景が黒になってしまいますので、バックグラウンドノードのAlphaを0に透明化します。


そしてMediaIn1とマージし合成します。

 

では再生ヘッドを先頭に持っていき、Merge1のCenterとSizeを使ってイラストの位置とサイズを調整します。

ここまでできたらトラッキングを行っていきます。

MediaIn1を選択した状態で、Effectsライブラリを開き「Tools」→「Tracking」にある「Planar Tracker」を選び追加します。

このノードは、平面をトラッキングしてくれるノードになります。

再生ヘッドが先頭にあることを確認し、MediaIn1をビューワーに表示させます。PlanarTracker1を選択しインスペクタを表示させます。

そして、ビューワー上でトラッキングさせたいオブジェクトを多角形で囲います。少し大きめに囲うとトラッキングがしやすいです。

まずトラッキング開始点を「Set」を押すことで設定します。TrackerはPointのまま、Motion TypeをTransition, Rotation, Scaleにしてください。Transitionにすると位置だけ移動になりますが、Rotation、Scaleを入れると回転や大きさもトラッキングできます。

Track To Endボタンを押してトラッキングのデータを解析して作成します。

終わったらCreate Planar Transformボタンを押して、トラッキングデータが入ったノードを生成してください。

そのノードをMerg1とMerg2の間につなぐと、イラスト画像がトラッキング情報に基づいて移動や回転拡大をしてくれます。

これで完成です。

いかがでしたでしょうか。最初の方法は簡単ですが、トラッキングを手動で行わないといけないのが作業的に面倒です。その反面、Fusionは覚えるのが難しいですが、トラッキングを自動でできるため作業が楽です。どちらでもまずは試してみることが重要ですので、好きな方を試していってください。

 

 

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かっこいいフリーズエフェクト作成方法【DaVinci Resolve 17 無料版 動画編集ソフトチュートリアル】

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決定的な瞬間やドラマのような登場人物の紹介などに使えるフリーズフレームエフェクトの作り方を紹介したいと思います。

 

素材のダウンロードとタイムラインへの配置

下記のリンクから動画素材をダウンロードしてください。BGMはお好みで。

そしてタイムラインに動画素材を配置してください。映像の上限に黒くクリップされていますので拡大して黒い部分を消します。クリップを選択し、インスペクターでズームの値を1.1に拡大してください。

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タイムラインの解像度とフレームレートは下記になります。右下の歯車マークを押すことで確認ができます。

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動画素材

https://www.pexels.com/ja-jp/video/9431549/

 

曲 

dova-s.jp

フリーズフレームの作成

クリップ内でシュートを打つモーションに入るところででフリーズフレームを作成します。カーソルキーの左右を押すことで1フレームずつ移動することができますので位置を決めてください。3秒11フレームの位置あたりが良いと思います。

クリップを選択し右クリックで「クリップの速度を変更」を選び、「Freeze Frame」にチェックを入れると、クリップがカットされ残りのクリップが静止画になります。

 

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2秒間静止画にしたいので、その位置から2秒先に移動します。「SHIFT」を押しながらカーソルの右を2回押します。そうすると2秒先に移動します。

ここでクリップをCtrl(Command) + Bで分割します。そして右側のクリップのフリーズフレームを解除すると、続きの動画が再生できるようになります。

 

テロップアニメーション作成

続いて白色の帯とテキストを作っていきます。

まず白色の帯ですが、エフェクトライブラリ→ジェネレータ→単色をタイムラインの第2トラックへ挿入します。そして長さを調整します。

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単色クリップを選択しインスペクターを開きます。そして色を白にします。

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そしてジェネレータタブの横にある「設定」タブを選びクロップで上下を削ります。

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ではアニメーションを入れたいと思います。単色クリップの先頭に再生ヘッドを移動させ、そこから10フレーム先に移動します。キーボードで+10 エンターで入力すると10フレーム先に移動します。

ここでクロップにキーフレームを入れます。

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再び先頭に戻って、上クロップと下クロップの値を540にします。そうすると白の帯が消えます。これで帯のアニメーションができました。

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続いてテキストを入れていきます。エフェクトライブラリから「テキスト+」を第3フレームに挿入します。そして長さを調整します。

「Super Shoot!!!!」と文字を入れ、フォントをImpact、色を黒、サイズを0.16ぐらいに変更します。

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テキストの位置を右側ぎりぎりまで移動させて調整します。

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ではアニメーションを作っていきましょう。

テキストクリップの先頭から1秒後に移動しキーフレームを設定します。

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テキストクリップの先頭に戻り、Xの値を変更し左側に移動させ画面から消えるまで移動させます。

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これでテロップアニメーションの完成です。 

 

マスクの作成

次にシュートを打つ人をマスクします。トラック1の静止画をALT(Option)キーを押しながらトラック4へコピーします。

 

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コピーしたクリップを選択した状態でカラーページに移動します。

 

パワーウィンドウの中にあるペンマークを選びます。そうするとビューワー上で任意の形状のマスクを作れるようになりますので、シュートする人の縁にそって多角形で囲っていきます。

 

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マスクができたら、マスクしてないところが透過するようにアルファチャネル出力を追加し、青色同士を接続します。そうしますと透過されて先ほど作成したテロップが見えるようになります。

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背景クリップのモノクロ化

クリップ02を選択し、RGBミキサーを表示させます。その中にモノクロの設定がありますのでチェックを入れます。

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少し明るいのでColor Wheelsのガンマを下げます。値を-0.25ぐらいにします。

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ここで画面を見るとキッカーの縁がはっきりしすぎていますので、クリップ04を選び、ビューワー左下のアイコンでマスクの表示をオフにします。表示させたい場合は、Power Windowを再選択してください。そして、ソフトネスの値を調整して縁をぼかします。1.0ぐらいが良いかと思います。

お好みですが、ボールにもマスクを入れると良いと思います。

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マスクの拡大アニメーション追加

エディットページに戻って、マスクしたキッカーに拡大と移動のアニメーションを入れたいと思います。

第4フレームのクリップを選択し、最後から1フレーム前に再生ヘッドを移動させます。そしてズームにキーフレームを設定し、大きさを1.4に変更します。

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クリップの先頭に移動させ、スケールを1.1に戻します。

 

以上で完成です。Youtube動画の方では更にエフェクトを加えていますので、是非そちらも参考にしてください。

 

 

 

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