フォグの動画編集スキルアップと自作パソコン日記

DaVinci Resolve動画編集やPC中心のブログです

(第4回) 誰でも無料でかんたん動画編集(映像変形編)

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それでは今回は映像を変形させる方法説明していきたいと思います。

 

Davinci Resolve 16 無料版を使って説明していきます。有料版も操作は同じです。

 

映像変形とは

動画の端の方に余計なものが移っていたり、もしくは被写体の位置が適切でなかったりする場合に、画面を拡大や移動させる処理のことを言います。

 

今回の例では、

このように右下に余計なオブジェクトが移りこんでいます。このオブジェクトが移らないように画面を拡大移動させて見えないようにします。

 

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↓変形により余計な映り込みを取り除く

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では実際にその操作をやってみましょう。

 

1.映像の選択

変形処理したい画像を選び、右上のビューワーに表示させます。

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2.ツールを選択

ビューワー左下にあるツールボタンを押し、ツールを表示させます。

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3.変形ツールを選択

下記の「変形」ボタンを押すことで変形ツールが表示されます。

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4.変形・位置移動

下のキャプチャー画面にありますように、拡大・縮小、位置移動を調整し、映像中の余計なオブジェクトが見えないようにします。

 

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これで完成です。

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(参考)変形をリセットしたい場合

下図にあるように、リセットボタンがあります。そのボタンを押すことで初期状態に戻ります。

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(第3回) 誰でも無料でかんたん動画編集(テキスト挿入編)

それでは今回はテキスト(テロップ)を入れる方法を説明していきたいと思います。

 

Davinci Resolve 16 無料版を使って説明していきます。有料版も操作は同じです。

 

今回は、下記のようなテキストを入れてみたいと思います。

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タイトルをクリックします。

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「Text+」を選択。そしてドラッグ&ドロップでタイムラインの挿入したい場所へ貼り付けます。

 

ちなみに「Text+」以外でもさまざまな見栄えやアニメーション効果のあるタイトルを挿入することができます。今回はよく使う「Text+」を使います。

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文字の内容や修飾を変えていきます。下の図のように(1)「ツール」→(2)「タイトル」→(3)「インスペクタを開く」の順にクリックしていきます。

※Ver 17からはもっと簡単にインスペクタで編集できるようになります。記事を書いている時点ではまだベータ版ですが、17の利用もおすすめです。

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Styled Textに挿入したいテキストを入力。

Fontを日本語のフォントに変更。

Colorを変更(ここでは黄色)。

Sizeで文字のサイズを変更。

 

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これで文字が動画上に表示されてますが、見やすいように赤で縁取りしてみましょう。

(1)Shadingをクリックし、Shading設定画面を表示させます。

(2)Select Elementで2を選び、Enabledのチェックを入れます。ちなみに1は、最初に設定した黄色の文字の設定になります。この番号を追加していくと見栄えの効果を追加していくことができます。

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Propertiesのところの

Appearanceを縁取り指定にし、

Thiknessで縁取りの太さを変更します。

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タイムラインに戻り、タイトル表示の長さを調整します。

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以上で設定完了です。

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【お得】動画編集ソフトDavinci Resolveを買うとSPEED Editorだけでなく、音声ノイズリダクションソフトも手に入る

先日、Davinci Resolveを購入すると3万5千円するSpeed Editorが無料で手に入るキャンペーンをしている記事を書きましたが、

 

 

調べていたら、なんと、Davinci Resolveを購入すると、RX 8 Elementsという音声のノイズを低減するソフトがもらえるキャンペーンもやっていました。

 

普通に購入すると13,600円もする超本格的なソフト。

 

Speed EditorもRX 8 Elementsも無料で、トータル5万円もお得になっている。一体どうなっているんだろう。。。

 

とりあえず私は申し込みしました。また後日レビューしてみたいと思います。

 

このキャンペーンは数量限定で3月ぐらいまでのようなので、Davinci Resolve購入された方は早めに申し込みしましょう。

 

 

RX 8 Elementsとは

私もこのソフトの存在は初めて知ったのですが、音声に入ったノイズを除去するソフトです。下記のようなことができるそうです。

  • AIを使って自動でノイズ除去。手動でもノイズ除去可能。
  • OBSのプラグインとしてリアルタイムノイズ除去することができる。
  • Davinci Resolveと連携させて音声ノイズ除去することができる。

Davinci Resolve 有償版のGPUを使った高速動画書出し時間比較

Davinci Resolve Studio 17 (有償版)を購入したので、私が一番欲しかった機能である動画書き出しにGPUグラフィックカード)を利用して高速化する機能についてテストしたのでご紹介。

結果からいいますと、GPUを使用することでエンコード時間が2倍~5倍となり、かなり時短されました。

 

GPUを使ってエンコードするには

無償版では使えないのですが、有償版にすると動画の書出しにGPUを使って高速にエンコードすることができるようになります。エンコーダーネイティブだとCPUが使われますので、NVIDIAなど搭載しているGPUを選択します。

 

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CPUでのエンコード(ネイティブ)

動画書出し時のタスクマネージャーのグラフです。CPUはほぼ100%でGPUがほとんど使われていません。

 

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GPUでのエンコード(NVIDIA)

CPUの使用率が下がり、GPUが使われるようになっていることが分かります。

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エンコード時間比較

筆者のPC環境

フォーマット

  • フォーマット:QuickTime
  • 解像度:1920 x 1080 HD
  • フレームレート:30
  • コーデック:H.264

動画サンプル1

CPU書き出し:43秒

GPU書き出し:20秒

47%に時間短縮(約2倍高速)

動画サンプル2

CPU書き出し:4分13秒

GPU書き出し:1分7秒

26%に時間短縮(約4倍高速)

動画サンプル3

アニメーション(Fusion)を使っていてよりGPUの効果が得られそうな動画。

CPU書き出し:9分19秒

GPU書き出し:1分39秒

18%に時間短縮(約5倍高速)

動画サンプル4

アニメーション(Fusion)を使っていてよりGPUの効果が得られそうな動画。

CPU書き出し:9分53秒

GPU書き出し:2分1秒

20%に時間短縮(約5倍高速)

 

いかがだったでしょうか。

CPUの性能が低いほどGPUの効果は大きいと思います。CPUを替えるとなると、マザーボードや場合によってはメモリも新調しなければなりません。トータル的に有料版を購入した方がお得になるケースもあります。

 

スピードエディタを購入するとDaVinci Resolve 有料版がついてきますのでものすごくお得です。これはカット編集を超効率よくしてくれる優れたデバイスです。時短を意識している人は是非購入検討してみてください。下のリンクから購入できます。

a.r10.to

もっとDaVinci Resovleを知りたい方

私のYoutubeチャンネルにてDaVinci Resolveのチュートリアル動画を配信しています。是非チャンネル登録お願いします。またYoutubeチャンネルでメンバーシップに加入いただくと、編集の時短に役立つマクロテンプレートを毎月特典として受け取ることができます。

www.youtube.com

 

Davinci Resolve動画編集ソフトバンドルキャンペーンでゲット

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Davinci resolve動画編集ソフトは無料でも十分に編集して利用できますが、有料版にすることでGPUで高速動画書き出しできたり、利用できるエフェクトが増えたり、8K動画の編集ができたりより高度な編集ができます。

 

ただ、有料版は値段が3万9千円と簡単には出せない金額です。(といっても買い切りだし、アドビの動画編集ソフトに比べたら安いです。)

 

今回、写真にある3万5千円ほどするSpeed Editorデバイスが無料でバンドルされる大盤振る舞いのキャンペーンがあり、ゲットすることができました。

 

まだ動画編集では使っていませんが、このSpeed Editorは、カットに特化した入力デバイスになります。とにかく、カット編集を効率化するためのデバイスになってます。

 

私が実際に手にして感じたは、右にあるホイールと、右側にある白いIn/Outの設定キーがあることでカット編集が劇的に効率化できると感じました。

 

ホイールは、気持ちいいぐらいに回り、1フレーム単位の細かな調整からダイナミックにも大きく編集位置を移動できます。ここまでの快適な操作はキーボードやマウスではできないです。

  

また、もう少し使ってみてから感想アップしたいと思いますが、ゲームなどの長時間のライブ配信を編集してクリップしていくのに向いているのかなと思っています。

 

a.r10.to

item.rakuten.co.jp

 

【お得】Steamウィンターセールで逃したゲームを更にお得にゲット【Humble Choice】

先日、月額12ドルで総額2万円越えのPCゲーム9本ゲットできる記事を書いた。9本のゲームを手に入れられるだけでもお得だが、1/28までの間このHumble Choiceのプレミアム会員だと更にお得に。

 

fog-san.hatenablog.com

 

というのも、Steamのセールが終わった後ぐらいにHumble Bundleでもセールされることが多い。今回もSteamのウィンターセールが終わったところで、まさしく今現在Humble Bundleでゲームがウィンターセール中(1/28まで)。

 

値段はSteamのセールぐらいの値段で販売されるが、冒頭で書いたHumble Choiceに加入することで更に割引が適用される。プレミア会員だとほとんどのゲームが20%の割引が適用されるため、Steamウィンターセールよりも安く手に入れることができる場合がある。

 

下記にその一例を挙げます。検討してみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに私は海外サイトではクレジットカードではなくPayPalを使って購入しています。海外でのトラブルで保証もあるので安心して買い物ができると思います。

 

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(第2回) 誰でも無料でかんたん動画編集(準備とカット編)

それでは早速使っていきましょう。

 

Davinci Resolve 16 無料版を使って説明していきます。有料版も操作は同じです。有料版は下記のリンクで購入できます。

 

有料版にすることで、動画書き出しにGPUを使って高速に書き出したり、洗練された追加のエフェクトが使えたり、8K動画を作成したりなど、より高度な機能を利用することが可能となります。

amzn.to

 

今回は、動画作成の流れと、カット編集までの手順を説明していきます。

 

まず最初に動画作成の手順について説明します。

 


動画作成フロー

基本的には下記の順番で編集をしていきます。

  1. 動画の素材を読み込む
  2. 必要な部分をカットして動画をつないでいく
  3. タイトル、テロップ、エフェクトを挿入する
  4. 効果音、BGMを入れる
  5. 2~4を繰り返し調整
  6. 動画を書き出す

 

Davinci Resolveの起動とプロジェクト作成

Davinci Resolveを起動します。

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新規プロジェクトを選択

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プロジェクトの名前を付けて作成

 

カットページ移動

下にあるカットページのアイコンをクリックしカットページを表示させます

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動画の取り込み

画面左上の「メディアプール」に取り込みたいファイルをドラッグアンドドロップします。

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フレームレートが合っていない場合は、このようなメッセージがでてきますので、「変更」を押し、読み込んだ動画のフレームレートに合わせます。

※フレームレートとは1秒間に表示させる画像のコマ数です。24/30/60が一般的です。変更しない場合は24となります。 

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取り込み動画の確認と再生方法

まずウィンドウの真ん中の上あたりにある、「ソーステープアイコン」をクリックします。そうするとビューアーに動画の画像が表示されます。

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 このソーステープは、取り込んだ複数の動画を1つの動画につないだ状態で作業できるようになります。このままでは順番が良くないので、録画した日付順に変更します。

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続いて動画全体をざっと眺めてみましょう。ビューワーの左下にある「ファストレビュー」を押しましょう。そうすると短時間で全体の動画をレビューすることができます。

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再生方法ですが、JKLの3つのキーを使うだけで簡単に操作ができます。これは覚えておいてください。

再生方法 キー
再生 L(エル)
高速再生 L(エル)を押すごとに速くなる
逆再生 J(ジェイ)
高速逆再生 J(ジェイ)を押すごとに速くなる
停止 K(ケー)
スロー再生 K+L
スロー逆再生 K+J

 

他にも下記のショートカットキーもあります。

「HOME」キーで動画の先頭へ移動

「END」キーで動画の最期へ移動

カット編集

全体を確認したら、必要な部分をクリップしてWindow下のタイムラインへ動画を追加していきます。ちなみにタイムラインに表示されているものが書き出される動画になります。

再生しながら、取り込みたいカットの先頭位置で「I(アイ)」キーを押します。そうすると開始前の動画がグレー化されます。この設定した位置をイン点と呼びます。

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次に取り込みたいカットの終わり位置で「O(オー)」キーを押します。指定した位置移行がグレー化されます。この設定した位置をアウト点と呼びます。

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ここで、イン点とアウト点を微調整したい場合があります。その方法ですが、下のスクリーンショットにありますように、波形の両サイドにあるカギマークをドラッグしながらマウスを左右させることで、イン点もしくはアウト点を1コマ単位で調整することができます。

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イン点とアウト点が決定したらタイムラインへ追加します。

下画面の「末尾に追加」のボタンを押します。

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ボタンを押すと、タイムラインに先ほどイン点アウト点を設定した範囲の動画がタイムラインに追加されます。

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イン点とアウト点を解除します。ALT押しながらXを押します。もしイン点とアウト点を個別に解除したい場合はALTキーを押しながらIもしくはOを押すと解除されます。

 

上記を繰り返し、動画に取り込みたいクリップを追加していきます。

 

いかがでしたでしょうか、これだけでクリップ作業が完了です。

 

次回は、タイトルやテロップ挿入の方法を説明する予定です。