フォグの動画編集スキルアップと自作パソコン日記

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Davinci Resolve 有償版のGPUを使った高速動画書出し時間比較

Davinci Resolve Studio 17 (有償版)を購入したので、私が一番欲しかった機能である動画書き出しにGPUグラフィックカード)を利用して高速化する機能についてテストしたのでご紹介。

結果からいいますと、GPUを使用することでエンコード時間が2倍~5倍となり、かなり時短されました。

 

GPUを使ってエンコードするには

無償版では使えないのですが、有償版にすると動画の書出しにGPUを使って高速にエンコードすることができるようになります。エンコーダーネイティブだとCPUが使われますので、NVIDIAなど搭載しているGPUを選択します。

 

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CPUでのエンコード(ネイティブ)

動画書出し時のタスクマネージャーのグラフです。CPUはほぼ100%でGPUがほとんど使われていません。

 

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GPUでのエンコード(NVIDIA)

CPUの使用率が下がり、GPUが使われるようになっていることが分かります。

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エンコード時間比較

筆者のPC環境

フォーマット

  • フォーマット:QuickTime
  • 解像度:1920 x 1080 HD
  • フレームレート:30
  • コーデック:H.264

動画サンプル1

CPU書き出し:43秒

GPU書き出し:20秒

47%に時間短縮(約2倍高速)

動画サンプル2

CPU書き出し:4分13秒

GPU書き出し:1分7秒

26%に時間短縮(約4倍高速)

動画サンプル3

アニメーション(Fusion)を使っていてよりGPUの効果が得られそうな動画。

CPU書き出し:9分19秒

GPU書き出し:1分39秒

18%に時間短縮(約5倍高速)

動画サンプル4

アニメーション(Fusion)を使っていてよりGPUの効果が得られそうな動画。

CPU書き出し:9分53秒

GPU書き出し:2分1秒

20%に時間短縮(約5倍高速)

 

いかがだったでしょうか。

CPUの性能が低いほどGPUの効果は大きいと思います。CPUを替えるとなると、マザーボードや場合によってはメモリも新調しなければなりません。トータル的に有料版を購入した方がお得になるケースもあります。

 

スピードエディタを購入するとDaVinci Resolve 有料版がついてきますのでものすごくお得です。これはカット編集を超効率よくしてくれる優れたデバイスです。時短を意識している人は是非購入検討してみてください。下のリンクから購入できます。

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